2014年1月8日水曜日

チョコレートの濃厚なコクのソースを使った「モーレ(Mole)」

プエブラ(Puebla)という街を代表する郷土料理が「モーレ(Mole)」というソースを使った料理です。

プエブラのレストランでは「モーレ・ポブラーノ(Mole Poblano)」を 出すところがたくさんありました。  

旅行時はポブラーノとは何のことかと思っていましたが帰国後に調べて みたら、プエブラを原産とする唐辛子の名前らしいです。またPoblanoと いうのは「プエブラの」という意味もあるようで「プエブラのモーレ」だから「モーレ・ポブラーノ」という名前のよう です。

参考情報:ウィキペディア「Poblano」「モーレ」    


モーレ・ポブラーノは、唐辛子とナッツ、香辛料、チョコレートなどを 使って作ってあるそうですが、食べた感想としては辛味のあるチョコレー トソースといったものでした。  

見ためはビーフカレーやシチューのソースに似てますがとチョコベースのソースのため濃厚なコクがありました。  

私がプエブラで食べたモーレ・ポブラーノは、茹でた骨付鶏肉にモーレソースがたっぷりとかけられ上にゴマが散らしてありました。  

籠にいっぱい入った小さく切ったフランスパンが一緒に出され、これをモー レソースに付けながら食べるとなかなか美味しかったです。自宅で甘いチョコレートクリームを食パンに塗って食べたことはありますが、辛味のあるチョコソースをフランスパンにつけて食べるというのは初めての体験でした。


2回目にモーレ料理を食べたのはメキシコシティの大衆食堂でした。  

帰国前日にその店に行ったときメニューに「Enchiladas de mole pollo 」という料理があったのでこれを頼みました。  

「Enchilada(エンチラーダ)」というのは、トルティーヤを巻いて具を 詰めてチリソースをかけた料理で、チリソースの代わりにモーレをかけた 「Enchiladas con mole」というのもあるようです。  

参考:ウィキペディア「エンチラーダ」  

ちなみにこの店のメニューにはEnchiladas verdeもありましたが、モー レ料理に興味があったので迷わずモーレの方を選びました。



二つ折りにしたトルティーヤをお皿に4枚並べた上にモーレをたっぷり かけてフレーク状の鶏肉と白いチーズを散らした料理でした。 小さいフランスパンも1個付いてきました。

トルティーヤを巻いて中に具を詰めたエンチラーダとは違ってまし たが、味は良く食べ応えもかなりありました。
 
これだけでもけっこうなボリュームなのに、さらにフランスパンもあったのでお腹いっぱいになりました。   

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