プエブラ(Puebla)という街を代表する郷土料理が「モーレ(Mole)」というソースを使った料理です。
プエブラのレストランでは「モーレ・ポブラーノ(Mole Poblano)」を
出すところがたくさんありました。
旅行時はポブラーノとは何のことかと思っていましたが帰国後に調べて
みたら、プエブラを原産とする唐辛子の名前らしいです。またPoblanoと
いうのは「プエブラの」という意味もあるようで「プエブラのモーレ」だから「モーレ・ポブラーノ」という名前のよう
です。
参考情報:ウィキペディア「Poblano」「モーレ」
モーレ・ポブラーノは、唐辛子とナッツ、香辛料、チョコレートなどを
使って作ってあるそうですが、食べた感想としては辛味のあるチョコレー
トソースといったものでした。
見ためはビーフカレーやシチューのソースに似てますがとチョコベースのソースのため濃厚なコクがありました。
私がプエブラで食べたモーレ・ポブラーノは、茹でた骨付鶏肉にモーレソースがたっぷりとかけられ上にゴマが散らしてありました。
籠にいっぱい入った小さく切ったフランスパンが一緒に出され、これをモー
レソースに付けながら食べるとなかなか美味しかったです。自宅で甘いチョコレートクリームを食パンに塗って食べたことはありますが、辛味のあるチョコソースをフランスパンにつけて食べるというのは初めての体験でした。
2回目にモーレ料理を食べたのはメキシコシティの大衆食堂でした。
帰国前日にその店に行ったときメニューに「Enchiladas de mole pollo
」という料理があったのでこれを頼みました。
「Enchilada(エンチラーダ)」というのは、トルティーヤを巻いて具を
詰めてチリソースをかけた料理で、チリソースの代わりにモーレをかけた
「Enchiladas con mole」というのもあるようです。
参考:ウィキペディア「エンチラーダ」
ちなみにこの店のメニューにはEnchiladas verdeもありましたが、モー
レ料理に興味があったので迷わずモーレの方を選びました。
二つ折りにしたトルティーヤをお皿に4枚並べた上にモーレをたっぷり
かけてフレーク状の鶏肉と白いチーズを散らした料理でした。
小さいフランスパンも1個付いてきました。
トルティーヤを巻いて中に具を詰めたエンチラーダとは違ってまし
たが、味は良く食べ応えもかなりありました。
これだけでもけっこうなボリュームなのに、さらにフランスパンもあったのでお腹いっぱいになりました。
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