2014年1月10日金曜日

白い飲み物「オルチャータ」

メキシコ南部のビジャエルモッサには1等バスのターミナルと2等バスのターミナルが別々の場所にあります。

次の目的地へ向かうためにバスチケットを買う際、長距離移動なので利用するのは1等バスにするつもりでしたが、一応2等バスの方もどんな感じか見てみることにし2等バスターミナルへ行きました。

ターミナル内に入ってすぐのところにタコスやトルタスなどを出す安い軽食屋が連なるエリアがあったので、ここで朝食を取ることにしました。

このときにトルタス2個とドリンクのセットを注文したのですが、この飲み物は初めて見るものでした。

コップに入った白い液体にシナモンかココアパウダーのような茶色い粉が散らしてあり、味は甘いのにくどくなくとても美味しかったです。
 ビジャエルモッサはとにかく暑くて甘ったるい飲み物は全く飲む気がしませんでしたが、これは甘いのにさっぱりしているので現地の気候によく合う飲み物だと思い強く印象に残っていました。


 
この飲み物を2度目に飲んだのはその後に行ったカンクンでした。

トュルム通りからパラパス公園へ向かう通りにレストランやカフェテリアが連なるエリアがあり、ここを歩いていたときに何か飲み物を飲もうと思っていたところ、あるレストランの店先でウェイターの客引きに誘われたので飲み物だけ頼むことにして入りました。

店先のメニューには「ホームメイドドリンク」という項目があってその中でも何種類か用意されており、どうせなら珍しい飲み物がいいので、ホームメイドドリンクのどれかにすることにしました。

その項目の一番上に載っていた飲み物がどこかで見た名前だと思い、ウェイターにどんな物か尋ねたら、ライスでできた飲み物だと言われてピンと来たんです。ビジャエルモッサで飲んだあの白い飲み物ではないかと。

迷わずそれを注文して店内の席についてやがて運ばれてきたのは、ビール中ジョッキほどの大きさの陶器製のカップに白い飲み物とたくさんの氷が入ったものでした。ストローも付いてました。

飲んでみるとやはりあの味でした。

ビジャエルモッサで飲んだものよりほのかに癖がありましたが、甘いのにさっぱりしている不思議な味は同じでした。
氷がたくさん入っているのでよく冷えており、カンクンの熱さで弱っていた身体に染み入るようでした。


この米で作られた白い飲み物を3度目に飲んだのは帰国直前にメキシコシティのレストランで日替わり定食(Menu del dia)を頼んだときでした。

メニューに書かれた定食の内容に「Arroz branco」というのがあり、直訳すると「白い米」になるのでてっきり白米のご飯が出るのかと思っていました。
しかし、スープとトルティーヤと前菜が出された後に、コップと軽量ポットのような容器に入れられた白い飲み物が運ばれてきてテーブルに置かれ、その後にメインディッシュが出されてもご飯は出てこなかったので、このときになって「Arroz branco」はご飯のことではなく白い飲み物のことだと気がつきました。
おそらく白い米で作られた飲み物だからこういう表示名にしているのだと思います。
この店のは過去2回飲んだものに比べ味がやや薄かったですが、気に入った飲み物だったので最後にもう一度飲めたのはよかったです。 

この飲み物の名前は、カンクンの店で見たメニューでは「コルチャータ(corchata)」だったと記憶していましたが、帰国後にネットで調べてみたらどうやら自分の勘違いだったようで「オルチャータ(horchata)」という名前らしいです。

 参考情報:ウィキペディア:オルチャータ
 
 
 
これによると発祥の地はスペインで、現地ではキハマスゲという植物の地下茎(チュファ)の絞り汁に水や砂糖かハチミツを加えて作る「オルチャータ・デ・チュファ(Horchata de chufa)」のことらしいです。
これがスペイン語圏の国に伝わり、メキシコではチュファが入手しにくいことから代わりに米を主原料にして作っているようです。
メロンの種やアーモンド粉末なども加えて風味をだしているそうですが、確かに米だけで作っていたらあの不思議な味は出せないと思うので納得できます。

 
オルチャータという飲み物は今回の旅行で一つの発見でした。いつかスペインに行くことがあったらチュファのオルチャータも飲んでみたいものです。





2014年1月9日木曜日

謎のモーレ料理

プエブラ観光二日目の昼食のとき、ガイドブック(地球の歩き方)に出ている チーナ・ポブラーナという店に行きました。  

渡されたメニューを見たらモーレ・ポブラーノのほかに「Mole de panza」とい うのがあり、前日に別の店でモーレ・ポブラーノは既に食べていたので、 こちらを注文することにしました。  

しばらくして出てきた料理は、丼のような大きい器に赤いチリスープが 入れられ具は日本でいうモツやホルモンに該当するようなものが入ってま した。
数センチ四方の板状のものや管状のもの、細かいヒダが付いたもので、おそらく動物の胃腸の部分なのだと思います。  

モーレと言えば、チョコレートベースのソースの料理を想定していたの で、どう見ても別物のこれを出された時は一瞬「え?」となりました。  

何かの間違いか、それともわざと別のものを出してきたのかと勘ぐって しまいましたが、かといってスペイン語であれこれ複雑な質問をする自信 もなかったので、まあいいやという感じで食べ始めました。  

料理にはトルティーヤ数枚と小皿に盛られたライムと刻みタマネギも付 いており、刻みタマネギとライムの絞り汁を加えました。    
モツ肉のチリスープとして捉えるとこれはこれで不味くはないのですが 、チョコレートソースのモーレを想定していたのでちょっと騙されたよう な気分でした。  
知らずに注文する自分が悪いのですが、外国でよく知らない料理を注文するときは想像と違うものが出される覚悟をしないといけないと改めて実感しました。  

しかも、注文時にウェイターに飲み物はどうするか聞かれたときにカモ ミールティーを頼んでしまい、熱いスープをたっぷり飲んだ食後に熱いテ ィーを飲むという形になってしまいました。スープ料理だと知ってたら飲 み物は断ったはずです。  
失敗したという後悔と店員も自分を馬鹿にして内心笑っているのではないかという妄想も沸いてきてけっこう気分が悪かったです。  

実は注文する際に一応「panza」とは何ですかと簡単なスペイン語で聞 いてみたのです。ウェイターの答えは部分的にしか聞き取れなかったので すが、carne(肉)のようなものだとはわかったので、おそらく何かの肉にモーレをかけた料理だろうと考えてました。  

腑に落ちない中、会計時にウェイターに、この肉は鶏(Pollo)か豚 (cerdo)か牛(vaca)のどれかと尋ねたら「res」だと答えました。 スペイン語で雌牛を「vaca」と言いますが「res」も牛を指すようです。  

帰国後にネットで調べてみたら、確かにあの料理は「Mole de panza」 で間違いないことがわかりました。

参考情報 :グーグル画像検索「Mole de panza」

この検索結果に出てくる画像のようなスープ料理でした。

検索結果のサイトをいくつか呼んでみると一般に「Menudo」と呼ばれるスープをプエブラでは Mole de panzaと呼ぶようです。

Menudoについてはこちら⇒ウィキペディア「Menudo」

メヌードは牛の胃を使ったチリスープで一般的には「Menudo」という名前らしいです。

panzaはスペイン語辞書で調べると太鼓腹とかビール腹といった出っ張ったお腹のこ とらしいですが、牛の胃の部分を使った料理だからそう呼ぶのかもしれ ません。
 
 
 

でもなぜこれにMoleの名を付けるのか不明です。 モーレソースを溶かし込んであるようには思えませんでした。 

いずれにしても、騙されたわけでないとわかったのはよかったですが紛らわしいです。

観光客が勘違いして注文しないように写真をつけるとか注意書きをつけるとかして欲しいですが、外国の庶民向けレストランにそこまでのサービスを期待するのは無理なのでしょう。

チョコレートソースのモーレを食べたい人は注意してください。
























2014年1月8日水曜日

チョコレートの濃厚なコクのソースを使った「モーレ(Mole)」

プエブラ(Puebla)という街を代表する郷土料理が「モーレ(Mole)」というソースを使った料理です。

プエブラのレストランでは「モーレ・ポブラーノ(Mole Poblano)」を 出すところがたくさんありました。  

旅行時はポブラーノとは何のことかと思っていましたが帰国後に調べて みたら、プエブラを原産とする唐辛子の名前らしいです。またPoblanoと いうのは「プエブラの」という意味もあるようで「プエブラのモーレ」だから「モーレ・ポブラーノ」という名前のよう です。

参考情報:ウィキペディア「Poblano」「モーレ」    


モーレ・ポブラーノは、唐辛子とナッツ、香辛料、チョコレートなどを 使って作ってあるそうですが、食べた感想としては辛味のあるチョコレー トソースといったものでした。  

見ためはビーフカレーやシチューのソースに似てますがとチョコベースのソースのため濃厚なコクがありました。  

私がプエブラで食べたモーレ・ポブラーノは、茹でた骨付鶏肉にモーレソースがたっぷりとかけられ上にゴマが散らしてありました。  

籠にいっぱい入った小さく切ったフランスパンが一緒に出され、これをモー レソースに付けながら食べるとなかなか美味しかったです。自宅で甘いチョコレートクリームを食パンに塗って食べたことはありますが、辛味のあるチョコソースをフランスパンにつけて食べるというのは初めての体験でした。


2回目にモーレ料理を食べたのはメキシコシティの大衆食堂でした。  

帰国前日にその店に行ったときメニューに「Enchiladas de mole pollo 」という料理があったのでこれを頼みました。  

「Enchilada(エンチラーダ)」というのは、トルティーヤを巻いて具を 詰めてチリソースをかけた料理で、チリソースの代わりにモーレをかけた 「Enchiladas con mole」というのもあるようです。  

参考:ウィキペディア「エンチラーダ」  

ちなみにこの店のメニューにはEnchiladas verdeもありましたが、モー レ料理に興味があったので迷わずモーレの方を選びました。



二つ折りにしたトルティーヤをお皿に4枚並べた上にモーレをたっぷり かけてフレーク状の鶏肉と白いチーズを散らした料理でした。 小さいフランスパンも1個付いてきました。

トルティーヤを巻いて中に具を詰めたエンチラーダとは違ってまし たが、味は良く食べ応えもかなりありました。
 
これだけでもけっこうなボリュームなのに、さらにフランスパンもあったのでお腹いっぱいになりました。   

2014年1月7日火曜日

トウモロコシの皮やバナナの葉で包んだ「タマレス(Tamales)」

メキシコシティ東側に位置するプエブラという街歩きをしている最中に朝食として食べたのがタマレス(Tamales)。

店の人は単数形のタマレと呼んでましたが、いくつか種類がありました。

 
私が買ったの2つのうち一つはプエブラで有名な「モーレ」のタマレで、トウモロコシの粉を練ったものに少しの鶏肉とモーレソースを混ぜて俵状にしてトウモロコシの皮で包んで蒸したものでした。

もう一つは練ったトウモロコシの粉と鶏肉以外の肉(豚か牛の肉)と辛いサルサソースを混ぜて四角い形に整えバナナの葉で包んで蒸したものでした。

 
どちらかというとモーレより辛いサルサが効いた方のがおいしかったです。 

率直に言って飛び切り美味しいというわけではないですが、素朴な味のメキシコのチマキといった感じの料理でした。 
 
 

プエブラ以外でもあちこちの地域で売っているのを見かけたのでメキシコに行ったら一度は食べてみるといいと思います。


日本でも夏ならトウモロコシの皮が手に入るので手間はかかりますが自分で作ることもできそうです。機会があったら作ってみたいです。

2014年1月6日月曜日

魚介のカクテル

港町ベラクルスへ行ったときに2回食べたのが魚介のカクテル(シーフードカクテル)。

1度目は「レフヒオ・デル・ペスカドール(Refugio del Pescador)」という簡易食堂街にある店で夕食のときに他の料理と共に注文した魚介カクテル(25ペソ)でした。

 
グラスに注がれたトマトソースの中にエビやアボカド、刻みタマネギが入っており、小袋入りのクラッカーが3つとライムが付いてきました。
ライムの搾り汁かけてからカクテルを食べつつクラッカーをカクテルソースに浸して食べました。

2度目は翌日にイダルゴ市場にある食堂街の店で食べました。
席に付いてから店員に具を何にするか聞いてきたので、タコ(pulpo)とエビ(camaron)を指定しました。
他の具はアボカドとタマネギ、コリアンダーのような菜っ葉少しが入っており、前日の店同様にクラッカー3袋が出されました。
今回の店は20ペソで前日の店より安いのに魚介の具は2種類で全体の量も多っかたのでこっちの店の方がよかったです。

イダルゴ市場にはこの店以外にも魚介カクテルを出す店が何件かあり、他の料理の大衆食堂もたくさんありました。

2014年1月5日日曜日

タコスとはちょっと違う「ソペス(Sopes)」

タバスコ州ビジャエルモッサの店でテイクアウトで買ったのが「ソペス(Sopes)」というものでした。

トルティーヤの上にフリホーレス(インゲン豆のペースト)を塗りその上に千切りキャベツやアボカド、トマトを乗せ粉チーズをふりかけた料理でした。
 



テイクアウトにしたらサルサとサラダがビニール袋に入れられて付いてきました。
 
 

ソペスについては英語版ですがこちらで解説されてます⇒Wikipedia Sope
メキシコ中央部から南部にかけての伝統料理らしいです。
タコスに似ていますが、トルティーヤにフリホーレスを塗ってから具を乗せて仕上げに粉チーズをふりかけるのが特徴のようです。

今回の店では店先に並べられた具を見て何にするか指定でき、このときアボカドのほか緑色の小さい短冊状のものが珍しかったのでこれも頼んだのですが写真ではキャベツの下にほとんど隠れており上の方に左右に2片が見えます

旅行時のメモに「pepal」という名称だったと書いてありましたが、帰国後調べてみたら、自分の勘違いでウチワサボテン「nopal(ノパル)」だったようです。
日本では食用サボテンは一般的ではないですが、メキシコではスーパーなどでも売られる身近な野菜で、メキシコ国旗に描かれている蛇をくわえた鷹がとまっているサボテンもノパルらしいです。

このとき買ったのは野菜の具ばかりですが、他にメニューには肉の具も何種類かありました。

2014年1月4日土曜日

10年越しの希望がかなった「ブリート(Burrito)」

もう10数年以上前にセブンイレブンで売っている「ブリトー」を初めて食べその後これまでに何度か食べたことがあります。薄皮の生地でソーセージやハム、チーズ、ミートソースといった具を巻いたこれがけっこう好きだったので、いつかメキシコのブリトーを食べてみたいと思っていました。

 
参考情報:ウィキペディア「ブリトー」

これによるとメキシコ チワワ州のシウダー・フアレスの伝統料理で、メキシコ北部やアメリカ南西部でよく食べられているようです。現地では「ブリート(burrito)」と発音します。

私が食べたのはメキシコ中央部のウルアパンとパツクアロという町に行ったときでした。

ウルアパンの店で食べたのがこちら↓


大きな厚みのある春巻きのような形で中には肉をメインにした具が入ってました。
1本は鶏肉をサルサであえたスパイシーな具で、2本目には牛肉とマッシュポテトのようなものをあえた具が入ってました。どちらも美味しくてボリュームもあり満足でした。
  

パツクアロの店でテイクアウトしたのがこちら↓
こちらは包むというより丸いトルティーヤを折って餃子のように端の部分をくっつけた簡易なものでした。


 

2種類ある肉の具のどちらにするか指定したら、店員の人が中央部が盛り上がっている焼き台の上に裂いたチーズをいくつか乗せ、そこに大きめのトルティーヤを押し付けてチーズをくっつけるようにして焼き、その後焼き台から外したトルティーヤの上に肉の具を乗せてました。
緑サルサと赤サルサそれぞれでかけるかどうか聞いてきたので両方ともかけてもらいました。
ライムの他、付け合せに焼いた小さいジャガイモ2かけとタマネギも付いたのもよかったです。


ブリートのトルティーヤはトウモロコシではなく小麦粉を使うそうですが、確かに今回食べたブリートのトルティーヤはしっとりしていて比較的伸びが良い小麦粉の薄焼きといった感じでした。

タコスのトルティーヤやレストランで料理を注文した時に出される何枚かのトルティーヤは独特のゴワゴワした食感で、具をしっかり包むのにはあまり向いてなさそうなので、ブリートには小麦粉で作った大き目のトルティーヤを用いるというのは納得できます。

2014年1月3日金曜日

鶏肉のスープ(Sopa de pollo)

メキシコシティで最初に入ったレストランで注文したのがタコスと鶏肉のスープ(Sopa de Pollo)でした。

ラーメンの丼のような大き目のボウルに骨付き鶏足肉とヒヨコマメ、底の方に少しの米が沈んでいるスープで、濃厚なダシが効いていて美味しかったです。これにもタコス同様ライムが付いてきてスープに絞りかけました。

籠に入った数枚のトルティーヤも出され、これを丸めて食べながらスープを飲むようにしましたが、他の客を見るとちぎった鶏肉をトルティーヤに挟んで食べている人もいました。

 
翌日、別の店でまた鶏肉のスープを注文したのですが、こちらでは骨付き肉ではなく小さくフレーク状の鶏肉でした。ムネ肉かささみ肉のような感じでしたが、骨が無いこちらの方が食べやすかったです。
ヒヨコマメと米が入っていてライムが付くのも同じでした。

料理自体は美味しかったのですが、このとき残念なことがありました。
鶏肉のスープのほかにタコス(Tacos de Pollo)も一緒に注文したのですが、運ばれてきたのはスープといくつかの小さいフランスパンでした。これで全部か?と尋ねると、店のおばさんはジェスチャーを交えながらパンを指してこれにスープの鶏肉を挟んで食べるようなことを言ってこれがタコスなんだよと示して戻っていきました。
その当時はこの店ではそういうスタイルなのかと思い込んでいましたが、会計のときはスープとは別にタコスの料金もしっかりとられていたので、おそらくおばさんに騙されたのだと思います。おばさんはこちらがスペイン語もタコスがどんなものかもよくわかっていないと思い、わざと出鱈目な説明をしてタコスの料金を浮かせたのでしょう。店を出たときも何か腑に落ちない気がしてましたが、後々よく考えてようやくはっきりと騙されたと気づきく始末でした。騙した方が悪いとはいえ、前日の店でも同じ組み合わせの注文をしたにもかかわらず簡単に騙された自分が情けなくなりました。
今となっては海外旅行での失敗体験の一つですが。

この経験から、食堂で鶏肉のスープを頼めばトルティーヤかパンが付いてきて、主食とメインディッシュ、飲み物(スープ)を兼ねるので、食事にはそれだけで十分だとわかりました。もし物足りなければ後からタコスなどを追加で注文するというやり方にしていれば、今回のように騙されることはなかったでしょう。



 

2014年1月2日木曜日

手軽に食べられる軽食「タコス(Tacos)」

メキシコ料理で最も知られたものが「タコス」でしょう。
私も旅行前はメキシコ料理で知っているものと言えばこれしか思い浮かびませんでした。
トウモロコシの粉を練って薄焼きにした生地「トルティーヤ」の上に色々な具が載せてある料理です。
値段も安く手軽に食べられ、現地では軽食の位置づけらしいです。要はハンバーガーのようなファーストフードなのでしょう。
例えば、メキシコシティの東方面バスターミナル外にある店で買ったときは小さいタコス6個セットで20ペソでした。大きいサイズだったり具の種類が多いともっと高くなります。

タコスを注文するとライムが付いてきてライム汁を絞りかけて食べるようになっていました。日本でフライ料理のお皿にレモンが付くような感じです。

また、タコス屋や食堂のテーブルの上にはたいてい「サルサ」というメキシコの辛いソースも置いてあり、赤のサルサと緑のサルサの2種類置いている店が多かったです。小さいボウルに入っており、それをスプーンで好きなだけすくってタコスにかけますが、ボトル容器入りのサルサを置いてる店もありました。

具については、私が食べたタコスでは、ひき肉やみじん切りにしたチョリソを炒めてコリアンダーの葉を刻んだものをかけたシンプルなものが多かったです。
調理時に刻みタマネギも入れている場合もあったほか、テーブルの上に刻みタマネギかスライスしたタマネギが小さいボウルに入れて置いてあり、それをセルフサービスで載せられるスタイルの店もありました。

タコスは複数形で1個だと単数形の「taco(タコ)」ですが、注文するとたいていは2個以上出されるので複数形のタコスと呼ぶ機会が多いです。
 
旅先の町ではタコス専門店「タケーリア(Taqueria)」もありましたが、タコスだけでなくコッペパンに具を挟んだトルタス(Tortas)なども売っている店もよく見かけました。
タコスもそれなりに美味しいのですが、トルタスのほうが厚みがあるパンなので食べ応えがあり個人的にはこっちの方が好きでした。

2014年1月1日水曜日

はじめに

メキシコ伝統料理は2010年にユネスコの無形文化遺産に登録されたように、メキシコには豊かな食文化があります。

メキシコのいくつかの地域を旅行しましたが、どこへ行っても美味しい食べ物があり、手頃な値段で食事ができるのも魅力でした。 
 
唐辛子を使ったサルサは辛いものが好きな私にはぴったり合い、タコスやブリートス、タマレスといったファストフードやモーレ料理やシーフードを使った海産物の料理など、メキシコ料理のほんの一部ですが各地で特色のある料理を楽しむことができました。

このサイトは、メキシコを旅行したときに食べたメキシコ料理、メキシコの食べ物、旅行中の食事の思い出などについて書きます。

全ての食事のときに写真撮影したわけではないため、写真のない記事もありますが御了承ください。

 
それではどうぞよろしくお願いします。