(縦長の写真を追加するとなぜか横向きになってしまいますが御了承ください。)
最近ようやくこれを開封してモーレ料理を作ってみることにしまた。
ネットでレシピを探したり、プエブラとメキシコシティで食べたものを思い出しながら作りました。作るといっても、モーレソースは既にできているので後はこれを温めて材料にかければ良いだけですが。
作ったのは鶏肉のモーレ(Pollo con Mole)で、使う鶏肉は胸肉にしました。プエブラで食べたものは骨付きのもも肉で、メキシコシティのものはおそらく胸肉をフレーク状にしたものでしたが、モーレソースがかなりこってりしているのであっさりしている胸肉の方がよく合うと考えたんです。
鶏胸肉を30分間煮て、それをお皿に移してから鍋に煮汁の一部と一緒にモーレソースを入れて良く混ぜながら加熱しました。瓶の中は上の方の上澄み液と下の固形状にものが分離した状態だったので、固形状のソースを過熱しながら溶かしていきました。
しばらく煮立てた後にお皿に盛った鶏肉の上にモーレソースをかけ、上に白ゴマを散らして脇に輪切りにしたフランスパンを添えてお手軽モーレ料理が完成しました。
他のサイトに乗っているレシピや瓶にのラベルの写真を見るとモーレ料理にはご飯が添えられていたのですが、私がメキシコで食べたものは2回ともフランスパンがついてきたので今回はフランスパンを付けてみました。
ソースの水分がやや少ない仕上がりとなりました。
食べてみると確かにあの味でした。チョコレートのコクと唐辛子の辛味があり、他にも色々な素材が入っているせいか深みのある味わいでした。こってりしたモーレソースとあっさりした鶏胸肉とのバランスもよく、フランスパンにつけて食べても美味しかったです。
後日、残りのソースを使ってカレーライスのようなものを作ってみました。
ジャガイモ、にんじん、たまねぎ、豚肉を使ったいつものカレーと同じように作り、カレールウの代わりにモーレソースを加えただけです。カレーライスならぬモーレライスです。
見た目はカレーライスそっくりで、コクがあって辛味がある点も共通してます。
でも、食べてみるとカレーとは違いました。カレーもモーレもいろいろな香辛料を使っていますが、カレーの辛味や味とモーレのそれとではやはり何か違うと感じました。モーレは唐辛子の辛味が前面に出ている気がしました。おそらくサルサの食文化の影響なのでしょう。
もっと水分量を少なくしてソースの量を多くしていたら黒っぽい色でチョコレート感を強く出せたかもしれませんが、今回はソースが足りず無理でした。
それと、モーレソースだけだと塩味がやや薄くなったので、塩か醤油でも追加すればよかったと思います。
日本では入手しにくいモーレソースですが、メキシコへ旅行に行くことがあれば、また買ってきたいと思います。